育毛専門医桑名隆一郎博士 育毛専門医桑名隆一郎博士

1954年高知県生まれ。名古屋大学医学部卒。
医学博士。シャーレ内での毛包細胞培養に成功後、各種育毛剤を開発する。育毛に関する国内外での学会発表多数(シドニー、パリでの世界皮膚学会、シカゴでの世界研究皮膚科学会、デンパサールでのアジア・オーストラリア皮膚科学会など)。
皮膚科部長を務めた高知赤十字病院時代は日本でも珍しい「育毛外来」を開設し、全国の薄毛に悩む人々を診察・治療する。
現在は桑名皮フ科院長。全国の育毛に取り組む医師で構成する日本医学育毛協会理事、日本臨床毛髪学会理事 。
毛髪と同様に日本の自然をこよなく愛する。主な著書に「よみがえる黒髪」(チクマ秀版社)、「桑白皮育毛術」(ビジネス社)、「現代皮膚科学大系」共著(中山書店)、写真集「永遠なる四万十川」(リヨン社)がある。

このサイトは、私が長年育毛について研究を重ねる中で得られた育毛に関する情報を、女性のためにまとめたものです。髪にお悩みの方はもちろん、なんとなく正しいヘアケアについて関心のある方も、是非ご覧ください。
このサイトは、私が長年育毛について研究を重ねる中で得られた育毛に関する情報を、女性のためにまとめたものです。髪にお悩みの方はもちろん、なんとなく正しいヘアケアについて関心のある方も、是非ご覧ください。

薄毛・髪にお悩みの女性へ 桑名先生からメッセージ薄毛・髪にお悩みの女性へ 桑名先生からメッセージいくつになっても女性にとって髪は大切なもの。
元気の素なのかもしれません。

薄毛や抜け毛など髪の毛の問題で悩んでいるのは、男性の方が多いように思われますが、実は女性にも増えているんですよ。
その多くは、病気でハゲるというのではなく、ヘアスタイルがきまらない、頭頂部が薄くなったなど、美容目的で来られる方が多いですね。病院にいらっしゃる方の多くは40代から。中には90代の女性も。女性型脱毛症は、(薬の副作用や病気を除いて)頭のてっぺん、頭頂部から全体的に薄くなる人がほとんどです。
人前に出ることがきっかけになるようですが、頭の上だけの部分カツラを使っている人も多いんですよ。部分カツラは留め具の圧迫が抜け毛の原因になることもあるんですね。
髪は「引っ張り」と「圧迫」に弱いんです。また、ポニーテールなど髪を引っ張る髪型をずっと続けているのも良くない。時々、髪型や分け目を変えることが髪のためにはいいのです。

イキイキと毎日を過ごす。
髪にとってもいいことですよ。

髪の毛は成長期、退行期、休止期という周期で成長します。男性型脱毛症はこのサイクルがくるって、全体的に成長期よりも休止期の毛が多くなる。だんだんと毛が減っていくんですね。
男性と違うのは女性の場合は毛1本ずつが細くなり、しかも長さはある程度保たれる。つまり、ひょろひょろした毛が多くなるわけです。その理由は先ほどお話した老化や更年期のほかに、毎日の生活習慣が考えられます。ストレスの解消は、一番の薬と言えうるでしょね。楽しく笑ってイキイキと毎日を過ごすことは髪にとってもいいことですよ。
パーマやカラーリングもあまり頻繁にはしない方がいいでしょう。若い女性たちには朝シャンプーする人が多いようですが、やはり夜がいいですね。1日に何度もシャンプーする人もいますが、極端に汚れていなければ夏なら2日に1回、冬なら3日に1回で十分です。他の日はお湯洗いがベストです。
軽いマッサージ効果もあるブラッシングも髪には大切です。ブラシで頭をトントンたたくマッサージもありますが、薄い部分を直接たたくのは、逆効果です。

高齢の女性でも、黒髪がよみがえる可能性がある。

予防をしても思うような効果が上がらない場合は発毛剤や育毛剤を使うというのもひとつの方法です。私も専門家として育毛について研究してきました。古くから漢方薬、和漢薬に使われてきた植物のなかには発毛を促す効果があるというものがたくさんあります。特に女性は男性の薄毛とメカニズム異なる為“男性より生えやすい”ということがいえます。
ところで私の病院には口コミや、雑誌や育毛協会のホームページをご覧になって全国から多くの方がお見えになります。60代、70代の女性たちは、髪の毛が増えると、皆さん明るく、元気になるんですね。こうして元気になることが、髪の元気にもつながります。
ハゲるかなぁとくよくよ考えることが一番いけません。髪の毛には速効で効くというものはありません。あせらずに気長に、くよくよせずにじっくり時間をかけて育てること、これが大切です。