2018.11.28
第2回 育毛剤の選び方 浸透について
今回は「育毛剤を選ぶ正しい基準」について第2回目の記事となります。
さまざまな育毛剤がある中で成分の処方もそれぞれの工夫がされております。しかしながら、どんなに良い成分が含まれていたとしてもその成分が頭皮に浸透しなければ意味がありません。
今回は「浸透」に着目してご説明いたします。
「浸透」について言及していること
「浸透」について言及されていることが一つの目安となります。しかし「浸透」については明確な基準が無いため、「ナノ」という言葉やイメージ画像での視覚的な説明に留まることが多いです。「浸透」を意識している商品であれば、頭皮マッサージなどの案内をしていることや、内用液を塗布する際のノズルの作りなどを工夫していることをアピールされていると思います。実験による数値的根拠を示す場合は従来品と比較する形式も見られます。
ただし、「浸透」といっても「何」が浸透するかが重要です。
「根拠ある成分」が「浸透」する設計になっていること
このことが育毛剤を選ぶ上で重要です。いくら浸透するといっても育毛に関係のない成分が頭皮にどれだけ入ったとしても意味がありません。「何」が「浸透」するか、そこに注目して育毛剤を選ぶことをオススメします。
1954年高知県生まれ。名古屋大学医学部卒。医学博士。
シャーレ内での毛包細胞培養に成功後、各種育毛剤を開発する。皮膚科部長を務めた高知赤十字病院時代は日本でも珍しい「育毛外来」を開設。現在は桑名皮フ科院長。日本医学育毛協会理事、日本臨床毛髪学会評議員。
シャーレ内での毛包細胞培養に成功後、各種育毛剤を開発する。皮膚科部長を務めた高知赤十字病院時代は日本でも珍しい「育毛外来」を開設。現在は桑名皮フ科院長。日本医学育毛協会理事、日本臨床毛髪学会評議員。